鬼谷コミュニケーション

習い事、サークル、オフ会、パーティーなどに依頼者と二人で一緒に参加してその場でフォローしながらコミュニケーション技術を教えるという実地講習を専業プロとして10年以上続けています

殺虫剤の虫の絵がやたらとリアルなのはなぜ?

「殺虫剤のリアルな虫の絵が嫌だ。触るのも苦痛!」
 
殺虫剤に描かれているリアルな虫の絵に恐れおののいたことはありますか?
 
なぜわざわざそんなリアルな絵が描いてあるのか? 変態趣味なのか?
 
 

害虫の絵をリアルに描く仕事

 
10年以上前にネットで調べてみたことがありますが、答えは分かりませんでした。ただイラストレーターと思しき人の「その絵を十何時間もかけて描くほうの身にもなってくれ!」という悲痛な叫びを見て、物事見る角度が一つ増えたのは良い体験でした。ちょっとウケるし。
 

名前が分からない虫が発生したときに助かる

 
あれから10年以上の時が経ち、当時とは比較にならないほどネットにコンテンツや投稿が増えたことに驚きながらも、殺虫剤のことなどは忘れていましたが、ある日ふとドラッグストアで思い出したので再び軽く調べてみました。googleの検索結果を眺める分には、単なる疑問や共感しか見当たりませんでしたが、ある掲示板のトピックを開いて眺めてみると、新しい情報や発想がいくつか見つかりました。
 
・危険物であることが一目で分かるように
・名前が分からない虫の対策
 
危険物→真っ赤に塗ったほうが良いのでは??
名前が分かるように→誰もが名前を知ってる虫でも??
 

リアルな絵でなければ売れない

 

もう少し読み進めてみると私の予想に合致する情報もありました。
 
・リアルな絵をやめてみたら売り上げが下がった
 
やはり製造元も営利企業なのでシンプルに利益が理由と考えるのが答えに近いのではないでしょうか。さて、では、なぜリアルな絵をやめると売り上げが落ちるのか。この投稿も大きいと思います。
 
・効き目が強そうに見えるから
 
もしかしたらこれが一番の理由かもしれませんね。
 
 

恐怖心を煽るのはメディアの常套手段

 
私が出していた結論はこう。
 
・恐怖心を煽るため
 
なぜって、恐怖心こそが多くの人が殺虫剤を買う理由そのものだから。テレビでもお目出度いものよりも恐怖や不安を煽るコンテンツのほうが視聴率を取れます。商品にもよりますがネット広告でも、恐怖や不安を煽るコピーのほうが売り上げが上がります。「うわっ…私の年収低すぎ…?」というコピーは見覚えがある方も多いかと思います。
「一夏分のゴキブリ対策にかかる費用だけでも、贅沢ランチをいただける。奴が出ないのならば買いたくない」。そんな人の背中を押すには恐怖心を思い出させてあげる(何様?)ことが必要なのではないでしょうか。
 

最後に

 
「殺虫剤」で検索したらいろんなwebページに虫関連の広告が表示されるようになったので苦手な人は注意!