シンプルに相手の返答から話を繋げる(「それ以外は?」と別の回答を要求することは相手の返答に対する否定)
下記記事を読んで心の中でツッコミまくったのですが、それを編集すればコミュ苦手な人のための記事になると思ったので作成、投稿します。
* 後から分かった相席居酒屋のルール *1.泥酔したお客様や、セクハラするお客様は入れません!2.タバコはマナーを守りましょう3.お酒の強要や連絡先をいきなりねだるのはNG!一言だけ言っていいですか。これ、全部人間としての常識じゃない? 相席居酒屋にはどんなクリーチャーが来るんだよ、と少し期待値が下がりました。
ただ単にキャバクラや出会いカフェと同じというだけのこと。
・男性の弱みにつけ込んで店と女性が搾取する構造
・弱みが大きい男が来る
・男性客を馬鹿にする来店女性がいるように、来店女性を馬鹿にする男性客もいる
・アルコールで上記特徴が増幅される
こ、これは間違いない。合コン慣れすらしていない、盛り上げが苦手な男性陣だーッ!
合コン慣れしてたり、盛り上げが苦手ではない若い男子が相席屋に行く理由はあまりない。合コン慣れできるほど合コンの誘いがあるのであれば、どんな女が来るかも分からない相席屋なんかにいくよりも、良さそうな合コンを選んで参加してそこで盛り上げるだけ。
私「え、えっと、お2人は同じ会社なんですか?」男性1「会社は違うんだけど、同じテニスサークルに通ってるんだよね」友達「そうなんですね! 結構ご一緒に飲まれるんですか?」男性1「いや、そういうわけでもないですね。……………………」圧倒的、沈黙。
相手男性は反応薄過ぎ。
しかし、取材記者も人の会話力にケチを付ける割には(あと潜入取材記者としても)心が折れかけるのが早すぎる。いつも見知らぬ異性や同性にアプローチしている者からすると「やや悪〜普通」程度の反応。相手が何も考えてないだけなのは分かり切っているので、ただ単に話を続けたら良いだけ。何を話したら良いか分からないのも自身のコミュ力の問題。
外資女子、理系男子を詰める私「お仕事なにされてるんですか?」男性「製薬会社で生物系の研究してまして、あ、君たち文系?」「「そうですね」」男性「それじゃ分かんないよね。俺も文系のことはさっぱり分からないし。……………………(沈黙)」出たよ否定で入るパターン。生物ならさすがにセンター受験レベルまで噛み砕いてくれれば分かるわい。
男性側が否定したのは良くない。
しかし取材記者の「外資であることを最初から話してドン引きされるのだけは嫌だ!」という思いと男性側の「それじゃ分かんないよね」という思いは似ている。むしろ自分の仕事を偽っている取材記者のほうが罪深いのではないか。道徳的な問題もあるが、自分の仕事を偽っている取材記者が同じように仕事の話に突っ込まれたら曖昧な返事を返すか混乱するかしておかしな空気になるのではないか。
でも怒っている暇はない、この話題は止めよう、次・次!私「お休みのときはテニス以外何されるんですか?」
なぜテニスの話をしない??
話を広げないまま「テニス“以外”」と言うのは相手の返答に対する“否定”となっている。
せっかく返事をしてくれているのに、自分に都合の良い回答が来るまで質問し続ける(いわゆる“尋問”してしまう)のは非モテ男性によくある過ち。
ちなみに、この相手男性がどうかは分からないが、自分の印象を良くするためにリア充感のする趣味をアピールするコミュ苦手者は男女問わず多い。カースト上位志向のコミュ強やキョロ充もリア充記号としてそのようなワードを用いる(脱オタ中のナンパ師が嬉しそうにナンパ用語やチャラ男ボキャブラリーを使っているアレとか)。
友達「お仕事のこともっと教えてください! どういう実験とかされるんですか?」
テニスの話題のほうが無難だが、次に無難なのは仕事の話。しかし相手は実験の話したいか?
私「プロジェクトにどれくらい期間かかるんですか?」友達「短いプロジェクトだと製品になるまでどれくらいなんですか?」
地味な出会いの場で、その中でも特にコミュ苦手な女性がよくやる質問。
謎の細かさ。「本当に興味あるのか?」と思われがち。
私と友人は最高のラリーを交わしていました。これぞダブルス、オグシオならぬガイシ女、いける、これなら会話がつながる……! 沈黙なんてもう見えない! 質問を続けていれば何とか……!最高の未来が見え始めたところで、男性が沈黙の隙を縫って一言、放り込んできました。男性「こんなにいろいろ質問されるなんて、詰められてるみたいだよ」おめーが会話、振らねえからだよ。
典型的なコミュ苦手男性の思考。
「がんばったー! 沈黙がない俺、ちょっとトーク上手じゃね?」
まとめ
要するにコミュ苦手女性がコミュ苦手男性と接してその場にコミュ障害が起きたという図式。
【心構え】
・出会いの場に期待し過ぎないのが吉
参考記事↓
・相手に対して抱いたダメ出しが自分にも当てはまらないか自問してみる
(問題点を自覚や受容できないのが最も成長や成果を阻害する)
【準備】
・職業などの自己プロフィールはなるべく詐称しない
・何を話したら良いか分からないということにならないように話すことを準備しておく
【日頃の会話練習】
・相手に冷たくされずに返事があればそれでありがたいと捉える
・シンプルに相手の返答から繋げる
(「それ以外の回答は?」という発言はなるべく避ける)
追記
このような文章を書きはじめたモチベーションの一つは、取材記者のことをそこらの男性侮蔑ライターとは違うと思いたかったからかもしれない。