鬼谷コミュニケーション

習い事、サークル、オフ会、パーティーなどに依頼者と二人で一緒に参加してその場でフォローしながらコミュニケーション技術を教えるという実地講習を専業プロとして10年以上続けています

男性と仲良くなる会話術 ≒ 女性と仲良くなるときの考え方


  

上記の投稿をツイッターで見た。
日を置いての私の感想は「これって聞き手が男性であったなら面白く聞ける人は多いのではないか」。『哲学ニュース』あたりの2ちゃんねるまとめサイトで記事化されていそうなテーマであるし、少なくとも私は男同士の話題としては好き。”自慢気”でなければ「こいつ自分自身の話はしたがらないな」以外の問題は感じない。”自慢気”ですら、男はいわゆる低スペも高スペもみんなだいたい“そんなもの”であると思っているのでそんなには気にはならない。
 

場を主導する

友達として話をその場で聞いている立場に私があったとした場合。もしその場にいる女性へのアピールとして彼がその話を出してきたのだとしたら「逆効果なのになぁ」と思いながら話を変えてしまう。彼=友達が怪我をするのをただじっと見ているのは忍びない。その場の雰囲気を良くすれば、良くしたのが彼ではないとしても彼の評価自体も上がる(このことに関してはいずれ別に記事で書くかも)。
 

男性同士で仲良くなる会話術とその仕組み

しかし、その場に女性がいなければ、私は彼の話に興味を持つし食い付く。「誰かに聞いた話なのか」→自分で思いついたのであれば(それが嘘っぽくても)褒めてさらに気持ちよく話をしてもらう。誰かに聞いた話だとの回答であれば、友達の顔色次第で「誰か」か「医療話」のどちらか相手が話したいほうを話してもらう。
このような「俺ってスゴイだろー」話の場合、話しているうちに相手の話に矛盾が出てくることが多いが、そこは軽くいじって相手の狼狽を楽しみつつも、すぐに切り替えて笑い飛ばす。そうすることにより相手は今後も「俺ってスゴイだろー」話をしてストレス解消することを許されたことを知るし、私も興味深い話を提供してもらえる。さらに根本的なところでは、相手からすると軽く弱みを握られた気分で負の方向に揺さぶられ、気持ちよく話ができたということで正の方向に揺さぶられ、私と相手との精神的な繋がりが少し深くなる(平たく言うと仲良くなる)。

欠点を指摘しないのはひどい?

友達なのに彼の欠点を指摘しないのはひどいという意見があるかもしれないが、対等な関係だからこそ説教はしない。人には道徳や法律に触れずにその結果を享受する覚悟がある限り自分がやりたいようにやる自由があるし、愚かな行いを敢えて行なう権利もある。相手に頼まれれば説教ぽいことも言うが。ちなみに謝礼をもらっている場合はYESマンをするだけでは申し訳ないので逆恨みされるリスクを取って、相手から頼まれていなくても問題点と具体的対応策をはっきりと言う(ただ肯定してほしいだけであれば、そういうカウンセラーが安価でたくさんいるので)。

女性を口説くときの問題点

女性相手での問題点は“自慢気”なところから、勘違いした自意識過剰とその押し付け(俺ってスゴイだろー)が感じられ、しかも架空の人物とはいえ(むしろ架空の人物だからこそなおさら痛々しいのだが)誰かを貶めることにより自分を優位に持っていっているところ、そして相手が高確率で興味ないであろう話をしているところ。
 

結論

それでは男性はどうしたら良いのか。
 
1:「自分は特別」という偽のプライドをなくすこと
2:仮に相手が自分のことを特別だと認識していたとしても、「俺ってスゴイだろー」を押し付けないこと。
3:人を貶めるような話はしないこと(自虐も技術が必要な上に、自分に気がある女性はそれを望んでいないことが少なくないので後回し)
4:A:相手が興味を持ちそうな話をすること
  B:相手が興味を持ちそうな話を知ること
  C:女性が興味を持ちやすい傾向がある話を知ること
  D:男女問わず興味を持ちやすい傾向がある話を知ること
 

「精神論や抜本的対策」と「マニュアルやすぐに効果が出やすい対策」は異なる

上記対策は上から順に根本的で最終的には効果が高くなる。
下から順に小手先のテクニックに近いが、すぐに取り組めて効果が出やすい。